今回は、OpenAIが発表した ChatGPTの新機能「プロジェクト」 について、詳しく解説していきます! この新機能は最初使い道がよくわからなかったのですが、実際に使ってみると結構便利で、AI活用の効率を高めてくれる機能となっています。
この記事では、「プロジェクト」の概要から、どうやって使うのか、活用例、メリットまで掘り下げて紹介していきます!
ChatGPTを用いたプロンプトの作り方は下記記事に詳しくまとめています。
ChatGPT「プロジェクト」機能とは?
「プロジェクト」は、ChatGPTのチャットやファイル、タスクを 一箇所にまとめて整理できるフォルダ機能 です。これにより、複数のトピックやタスクを並行して進める際の情報管理がスムーズになるのがメリットです!
たとえば、以下のような状況で役立ちますね。
- 仕事で複数のプロジェクトを同時進行している
- 学習や研究でトピックごとに資料を整理したい
- 長期的なタスクの進捗を一箇所にまとめて管理したい
私の場合だと、「ブログ用」と「note用」に分けることで運用するのが便利だと感じています。これまでどこに行ったか分からなくなっていたチャット履歴が整理できる点が重宝できます。
このように、「プロジェクト」を活用すれば、ChatGPTを使った作業がより効率的なものになります!
プロジェクト機能は、いつから、誰が使えるの?
「プロジェクト」機能は、2024年12月13日にリリースされました!現在は、ウェブ上でも、スマホアプリ上でも使用可能です。
また現時点での対象ユーザーが以下のプランに加入している人となります。
現在利用可能なプラン
- ChatGPT Plus
- ChatGPT Pro
- ChatGPT Teams(ビジネスプラン)
今後の提供予定
- 無料ユーザー: 近いうちにリリース予定
- Enterpriseプラン・Eduプラン: 2025年初頭に提供予定
まだ無料プランでは使えないものの、順次提供される予定なので、期待して待ちましょう!
「プロジェクト」の主な特徴
「プロジェクト」には、使いやすさと柔軟性を追求した機能が詰まっています。代表的なものを下記にまとめました。
1. プロジェクトごとに情報を整理
各プロジェクトに名前やアイコンカラーを設定できます。見た目でわかりやすく整理できるので、複数のプロジェクトを同時進行しても混乱しません。
2. チャット履歴の統合
過去のチャットをプロジェクトに追加可能。なので昔のチャット内容も整理することで、必要な情報を一箇所で管理でき、どのチャットで何を話したか忘れる心配がありません。
3. ファイルや指示の追加
プロジェクトごとに関連するファイルやカスタム指示をアップロードできます。たとえば、特定の文体やトーンでの応答を求める設定を行うと、AIがそのプロジェクトに合わせた対応をしてくれます。
4. チームでのコラボレーション
Teamsプランを利用すれば、プロジェクトをチームメンバーと共有可能です。作業分担や進捗共有がスムーズになります。
プロジェクト機能の使い方
それでは、具体的なプロジェクト機能の使い方について説明していきます。
下記の赤枠部分をクリック
プロジェクト名は自分で分かるものであれば、なんでも良いです。私の場合は、例えば「note用イラスト作成」として作っています。
下記の画面からプロジェクトの情報を変更することが可能です。
この画面上で出来ることを簡易的にまとめます。
- 一番上のフォルダマーク…プロジェクトのカラーを変更可能です。
- 中央のチャット欄…ここから、プロジェクト内に新しいチャットを作成することが可能です。
- ファイルを追加…PDF, 画像ファイル、テキストファイルなどを添付でき、各チャットからアクセス可能です。
- 指示の追加…プロジェクトごとのカスタムインストラクションのようなものです。例えば、応答時の文体を変えることが可能です。
プロジェクトのメリット
続いて、「プロジェクト」機能の利便性について、具体的なメリットをまとめました。
1. 整理整頓で効率アップ
複数のタスクやチャットがバラバラだと、必要な情報を探すのに時間がかかりますよね。「プロジェクト」を使えば、トピックごとに一箇所にまとめられるので、作業効率が向上します。
2. 時間を節約
関連情報を一つにまとめておけるので、わざわざ別のチャットを探す手間が省けます。
3. チームでの活用が可能
Teamsプランを使えば、プロジェクトをチーム全員で共有できます。会話や資料が一元化されるので、プロジェクトの透明性が向上します。
4. 長期プロジェクトに最適
「プロジェクト」はチャット履歴やファイルをいつでも追加・編集可能。特に長期的な計画やプロジェクトでは、より効果的ですね。
5. 自分好みにカスタマイズ可能
名前や色を自由に設定できるため、個々のプロジェクトを視覚的に区別しやすくなります。
具体的な活用例
最後に活用方法です。どのように「プロジェクト」を使うと便利なのか、実際のシーンを想定してご紹介します。
1. ブログのライティング
- 記事のアイデア出しやリサーチ内容をプロジェクトにまとめる。
- 過去の記事内容を参照しやすくなる。
- チームで進めるブログ企画なら、メンバー間で進捗を共有可能。
2. 学習や研究
- トピックごとにチャットやファイルを整理して学習効率を向上。
- 資料やレポートの下書きをChatGPTで生成し、整理。
3. ビジネスプロジェクト
- プレゼン資料の作成や提案内容の整理に活用。
- チームでタスクを分担して、進捗をプロジェクト内で共有。
4. 長期タスク管理
- 作業を段階的に進める長期的なタスクを体系的に管理。
- 定期的なアップデートや指示を簡単に確認可能。
まとめ
今回は、ChatGPTの新機能である「プロジェクト」についてまとめました。「プロジェクト機能」は、個人からチームまで幅広く活用できる強力なツールです。この機能を使えば、情報整理や作業効率が格段にアップします。特に、複数のプロジェクトを同時に進行している方や、長期的なタスクを管理したい方にとっては、結構便利な機能かなと思います。
他にも、OpenAIから各種機能の追加が来ているので、そちらについても今後まとめていきたいと思います。
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