今回は「帽子」に焦点を当てたプロンプトの書き方を紹介します。 AIイラスト生成の中でも、帽子はキャラクターに個性をプラスするアイテムとして使えますよね。本記事では、カジュアルなキャップから、シルクハットや、ファンタジー風の魔法使いの帽子まで、様々な具体例を交えながら解説をしていきたいと思います!
本記事での画像生成は、ChatGPT(DALL-E 3)を用いて行っています。使い方などについては下記記事にてまとめていますので、こちらもよろしければどうぞ。
1. カジュアルな帽子のプロンプト
まずは、普段使いしやすいカジュアルな帽子からになります。キャップやニット帽など、日常のシーンで使える帽子は、キャラクターのスタイルをさりげなく引き立ててくれます。以下で、具体的なプロンプト例と、実際に生成した画像例を紹介していきましょう。
キャップを使ったプロンプト
- プロンプト例:
a simple design cap.
- ポイント:シンプルなデザインのキャップはカジュアルな印象を出すのに適しています。公園などの日常的な場面で活用可能ですね。
ニット帽を使ったプロンプト
- プロンプト例:
a cozy blue knit beanie.
- ポイント:ニット帽もカジュアルな印象で、かつ秋から冬にかけての季節感が出せます。
2. 季節ごとの帽子に関するプロンプト
続いて、季節ごとの帽子のプロンプトを紹介していきます。このような帽子とすることで、季節感やシチュエーションの明確化が可能となります。こちらも具体的なプロンプト例、作成した画像例を合わせて紹介していきます。
春の帽子
- プロンプト例:
a light straw hat with a ribbon
- ポイント:軽い麦わら帽子とすると、春らしい印象になります。このプロンプトのようにリボンをつけると可愛らしくアクセントが付けられます。
夏の帽子
- プロンプト例:
a large, floppy sun hat
- ポイント:つば広帽子は日差しを防いでいる印象が出せるため、夏っぽい雰囲気になります。海を背景にしたシーンなんかで使い勝手が良いですね。
秋の帽子
- プロンプト例:
a wool beret and a stylish scarf.
- ポイント:ウールのベレー帽は秋っぽさを出すことが可能ですし、おしゃれな感じが出せます。特に紅葉や落ち葉の背景と合いますね。
冬の帽子
- プロンプト例:
a fluffy fur-trimmed winter hat
- ポイント:ふわふわのファーハットとすることによって、冬の装いで暖かそうな帽子になります。
他の生成例はこちら。
2. フォーマルな帽子のプロンプト
続いてはフォーマルな帽子のプロンプトになります。キャラクターに上品な雰囲気を加えるのに効果的です。ここでは、クラシックなシルクハットやエレガントなドレスに合う帽子について、プロンプト例と実際の生成事例を見ていきましょう。
シルクハット
- プロンプト例:
a black silk top hat
- ポイント:黒いシルクハットの帽子は上品ながら、レトロな雰囲気が同時に出せます。紳士的なキャラクターないしは、時代背景に合わせて使うと良いでしょう。
エレガントな帽子
- プロンプト例:
large, elegant hat with floral decorations
- ポイント:装飾付きのエレガントな帽子とすると、キャラクターに優雅な印象が出せます。パーティーのシーンだったり、お嬢様風な印象を与えたい場合には使えるプロンプトかと思います。
3. ファンタジー風の帽子プロンプト
次はファンタジーの世界観に適した帽子編です。ここでは、魔法使いや冒険者風の帽子を例にとって具体例を紹介していきます。
魔法使いの帽子
- プロンプト例:
a tall, pointed hat with glowing runes
- ポイント:ルーンの書かれたとんがり帽とした例です。ルーン文字を光らせる(“glowing runes”)とすることによって、より幻想的で、魔法使いらしさが出てきます。
冒険者の帽子
- プロンプト例:
a weathered leather adventurer’s hat
- ポイント:くたびれた冒険者の帽子とした例です。かなり険しい冒険をしてきた感が出るのではないでしょうか。遺跡とかのシーンと合わせると良いように思います。
4. 時代に合わせた帽子のプロンプト
時代ごとの帽子のスタイルを取り入れると、キャラクターの背景やストーリーに深みを持たせることができます。ここでは、ヴィンテージな雰囲気を出すための帽子や、モダンなファッションの印象を出す帽子を紹介していきます。
ヴィンテージな帽子
- プロンプト例:
a 1920s-style cloche hat with a floral design
- ポイント:1920年代のスタイルのクロシェ帽とした例です。過去の年代と流行りだったクロシェ帽を指定することで、少しレトロな印象が出てきます
現代的な帽子
- プロンプト例:
a wide-brimmed black fashion hat
- ポイント:モダンな感じを出した帽子の事例です。ややスタイリッシュでおしゃれな感じが出せるかと思います。
2. 国や地域の伝統的な帽子
世界各国には、その国ならではの伝統的な帽子があります。これらの帽子を使うのも、キャラクターに文化的な深みだったり、個性的な印象が出せるので良いかと思います。幾つか例を紹介していきます。
ソンブレロ(メキシコ)
- プロンプト例:
a colorful, wide-brimmed sombrero with traditional Mexican patterns
- ポイント:カラフルなソンブレロとすることで、インパクトもあるメキシカンな印象が出てきます。使う場面があるのかはさておき、個性的な印象が出せるかと思います。
ピルボックスハット(イギリス)
- プロンプト例:
vintage pillbox hat with a veil
- ポイント:イギリスのピルボックスハットとした事例です。上品でエレガントな印象が出せます。
クーフィーヤ(中東)
- プロンプト例:
a traditional keffiyeh
- ポイント:アラブ地方でよく見るクーフィーヤ(スカーフ)としたものです。砂漠の景色とよく合うと思います。
まとめ:帽子を工夫して個性的なキャラやシーンに
本記事では、AIイラストにおける帽子のプロンプトについて実際の生成例を交えながら解説してきました。今回挙げた例のように、帽子のプロンプトひとつで、キャラクターの個性やシーンの雰囲気を大きく変えることが可能です。
キャップやシルクハットなど、日常的なアイテムから、ファンタジー風の魔法使いの帽子まで、キャラクターやシーンに合わせて使い分けていくと、一層オリジナリティのあるキャラクターが作れるでしょう。
今回紹介した「帽子」と類似した、小物関係のプロンプトとしては、下記記事にてネックレス・首輪・チョーカーに関するプロンプトや具体的な生成事例をまとめています。こちらもよろしければご覧ください。
最後に、AIイラスト全般のプロンプトをまとめたのが下記記事となっています。こちらもよろしければご覧下さい。
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