ChatGPT 4の画像生成AIを使用することによって、プロンプトで指示したAIイラストを生成することが出来ます。本記事では、ChatGPT 4におけるキャラクターの髪型作成方法について、具体的な実例とプロンプトについて紹介していきます。
ChatGPTにおけるプロンプトの記載の仕方全般については下記記事で紹介しています。
AIイラストにおける髪型プロンプトの重要性
AIイラストの作成において、どういう髪型にするかはキャラクターの個性や雰囲気を大きく左右します。具体的に、髪型が重要だと考えられる点を挙げてみました。
- 個性の表現: 髪型はキャラクターの個性を強調するのに重要です。独自の髪型とすることが出来れば、他のキャラクターと差別化も可能です。
- ストーリーの補完: 髪型にはキャラクターの背景やストーリーを補完する役割もあります。例えば、歴史的な設定に合わせた髪型を選ぶことで、世界観がより深めることが可能です。
- デザインの多様性: 髪型のバリエーションは、キャラクターデザインの多様性に繋がります。
- 感情の表現: 髪型はキャラクターの感情や気分を表す手段としても機能します。良い例としては、ぼさぼさになった髪型はストレスや疲労を示したりもします。
それでは、以下でChatGPT 4を使用して具体的な髪型プロンプトを作成する方法を紹介します。
髪型プロンプトの作成方法
まずプロンプトを作成する際には、以下のポイントを考慮することが重要です。
- 髪の長さ:ショート、ミディアム、ロングなど、髪の長さを明確に指定。
- 髪の色:黒、茶、金、銀、青など、髪の色を具体的に指定。
- ヘアスタイル:ストレート、カール、ウェーブなど、ヘアスタイルを詳細に記述。
- アクセサリー:必要に応じて、ヘアピン、リボン、帽子など、髪に付けるアクセサリーも指定。
具体的な髪型の生成事例
それでは具体的に髪型を変えていった事例について紹介していきます。例によって、下記画像の子に犠牲(モデル)になってもらって、色々なヘアスタイルに変更していきました。
なお、髪の色は基本的に銀髪のままにしていて、髪の長さとヘアスタイルだけ変更しています。プロンプトとしては、日本語で指示しています(ChatGPTがDALL-E 3にプロンプトを渡すときに英訳されるので問題ありません)。
ちなみに、この画像ではプロンプトとしては単純に「ロングヘア」としています。ふわっとした横跳ねになっているのは、生成AIの好みかも。
ツインテール
プロンプト:ツインテール
(silver hair styled into twin tails)
ツーサイドアップ
プロンプト:ツーサイドアップ
(silver hair styled in two side-up buns)
毛量が多すぎてお団子っぽくなった。ツインテールとの違いが?
ハーフアップ
プロンプト:ハーフアップ
(silver hair styled in a half-up hairstyle)
プロンプト:ハーフアップ
(silver hair styled in a half-up hairstyle)
上と同じだが、ヘアアクセサリ付きで生成
プロンプト:三つ編みハーフアップ
(silver hair styled in a braided half-up)
何故か目力が強くなってしまった。
お団子
プロンプト:お団子ヘアー
(silver hair styled into a bun)
ポニーテール
プロンプト:ポニーテール
(silver hair styled in a ponytail)
ショートカット
プロンプト:ベリーショート
(very short silver hair)
プロンプト:ショートでボーイッシュ
(short, boyish silver hair)
ボブカット
プロンプト:ボブカット
(silver hair styled in a bob cut)
ミディアム
プロンプト:ミディアムヘア
(medium-length silver hair)
通常のミディアムヘアです。
プロンプト:ウェーブのかかったミディアム
(medium-length wavy silver hair)
通常のミディアムに比べると、おしゃれ感が出ています。
プロンプト:ツートンヘアー
(two-tone hair)
意外と生成できたが、セーターもツートンカラーに変化していて、この辺が厄介な印象。
その他特殊
プロンプト:片目が前髪に隠れるような髪型
(silver hair styled to cover one eye)
片目を前髪で隠したもの。
生成しづらく、何回か試行錯誤しないと生成出来なかった。
プロンプト:お姫様ヘア
(silver hair styled in a princess hairstyle)
まつ毛や目、唇の印象も変化しており、全体的に気品が出た印象に。
まとめ
本記事では、AIイラストの具体的な髪型プロンプトについて解説しました。色々なヘアスタイルでキャラクターを生成してみましたが、自由度は結構高い印象がありますので、使いこなせれば多様なキャラクター生成に生かすことが出来ると感じます。
一方で、上手く生成しなかったものとしては、アシメ、前髪パッツン、前髪のセンター分け、オールバックなどがありました。これらに関しては下記記事で追加検討していますので、よろしければご覧ください。
コメント