今回は、「髪を耳に掛ける」プロンプトについて、詳しく解説していきます。これはキャラクターの魅力を示すのに活用できます。本記事では、特に「髪を耳に掛けている状態」と「髪を耳に掛ける仕草」に分けて、具体的なプロンプト例と、実際の生成画像を合わせて紹介してきます。
本記事では、ChatGPTを用いた画像生成事例を紹介しています。使い方などについては下記記事を参考にしてください。
「髪を耳に掛けている状態」のプロンプト
まずは、髪を耳に掛ける状態を示すシンプルなプロンプトからです。この基本プロンプトだけでも、キャラクターの印象がガラリと変わります。
下記で、具体的なプロンプト例と、実際に生成した画像を紹介していきます。
基本のプロンプト
- プロンプト例:”tucked behind ears”
- ポイント:一般的なプロンプトです。イアリングやピアスなどを併用すると、よりアクセントになってきます。
髪型との組み合わせ事例
更に各種髪型と組み合わせた例を紹介していきます。
- 耳掛けボブ
- 耳掛けツインテール
- 耳掛けロング
髪型のプロンプト各種については下記記事で紹介していますので、こちらも参考にしていただければと思います。
応用的なプロンプト
- プロンプト例:”tucked behind ears” + “slicked-back hairstyle”
- ポイント:オールバックを表すslicked-backと組み合わせています。slicked-backとしても指示通りにならずに分けた感じの前髪になることを利用して、前髪から耳に流すようなヘアスタイルとしています。
(*slicked-backの効き方は他プロンプトとの兼ね合いになるので、必ずしもこうはなりません)
リアル風
リアル系の画像であっても同じプロンプト(tucked behind ears)によって、髪を耳に掛けた画像が生成可能です。下記が実際に生成した画像で、正面、横顔からの画像となっています。
「髪を耳に掛ける仕草」のプロンプト
次に、髪を耳に掛ける仕草そのものを強調したプロンプトを紹介します。仕草が加わると、キャラクターの個性や感情を引き立てることができます。
ただ髪を耳に掛ける仕草はコツがいります。例えば単純に「髪のサイドをかきあげる」(プロンプト:brushing her bangs from the side)で生成すると、下記画像のようになってしまうため、あまり上手く生成できません。
他にも「耳の後ろに髪を掛けている」(プロンプト:tucking her bangs behind her ears)とすると、上の画像よりはましにはなりますが、ちょうど耳を髪に掛けているような仕草を再現するのは難しいようです。
同じプロンプトで、リアル風で試したのが下記になります。こちらは手が逆であれば意図通りになるので、生成を繰り返せば可能性は高そうに感じます。
このように正攻法ではあまり上手くいかない場合が多いので、力づくで「腕を上げて、耳に優しく手を置く」(”arm raised and placed sideways, with her hand gently resting on her ear”)として生成したのが下記画像となります。
このようにイメージに近い画像が生成できるので、今回は力づく戦法が有効でした。一つのプロンプトでダメだった場合には、切り口を変えると上手くいくことがあるという良い事例ですね。
まとめ:髪を耳に掛けるプロンプトでキャラクターに個性をプラス!
本記事では、髪を耳に掛けるプロンプトについて解説してきました。髪を耳に掛けるプロンプトは、シンプルではあるものの、キャラクターの印象を大きく変える力を持っています。髪型やシチュエーション、仕草を工夫することで、より豊かな表現も可能です。本記事がAIイラスト生成において役立つと幸いです。
AIイラスト関係のプロンプトまとめ記事を下記に用意していますので、こちらもよろしければご覧ください。
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