ちびキャラ(デフォルメキャラ)は可愛らしさと親しみやすさから、人気のあるキャラクタースタイルです。今回は、ちびキャラのAIイラストを生成する方法と具体例について紹介していきたいと思います。単純なイラストではなく、シーンやスタイルに工夫を入れることで応用した事例についても解説していきます。
本記事ではChatGPT (DALL-E 3)を用いて画像生成しています。使い方や導入の仕方などのまとめは下記記事に記載していますので、よろしければこちらもどうぞ。
ちびキャラ (デフォルメキャラ)とは?
ちびキャラの特徴は、その独特なプロポーションにあります。頭が大きくて、体が小さく、丸みを帯びた感じにデフォルメされることによって、かわいらしさが表現されています。キャラクターの表情や感情を強調しやすい点も魅力の一つですね。
同じような感じでデフォルメされたキャラクターとして、ねんどろいどがあります。こちらに関しては、下記記事で紹介しています。
ちびキャラ生成のプロンプトの基本
ちびキャラのAIイラストを生成するには、「chibi-style」や「chibi-style anime illustration」を用いれば、生成可能です。
実際にChatGPTで生成した画像は下記のようになっています。いずれも簡単なプロンプトだけで、デフォルメされてかわいい感じに作ることが可能です。
ちびキャラのプロンプトとして、下記を追加で組み合わせると、よりかわいらしいテイストになるかと思います。
- 滑らかなライン:プロンプト”smooth, flowing lines”
- パステルカラーや淡い色合い:プロンプト”pastel colors”
- 丸みを帯びた形状:プロンプト”rounded shapes”
ここまでが基本的な例となりますが、ひとえに「ちびキャラ」と言っても、様々な応用例があります。ここでは、以下、おすすめのスタイルやシーンと組み合わせていった応用的な事例を挙げていきます。
スタイルごとのプロンプト例
手書き風ちびキャラ
手書き風にすることで、温かみが増します。プロンプト例としては「with rough sketch lines」が挙げられます。
実際に生成した画像が下記になります。ラフなスケッチ風の線で、また柔らかい色彩になっており、先ほどの画像とは結構受ける印象が異なるのではないでしょうか。
水彩画風ちびキャラ
水彩画風とすると、柔らかくて透明感のある表現になってきます。プロンプト例は「watercolor-like brush strokes and gentle gradients」があります。
生成画像は下記となっていて、水彩のような筆使いとグラデーションによって、どこかふんわりとした雰囲気が出ていますよね。
ポップアート風ちびキャラ
ポップアート風とすると、明るくて鮮やかな色使いや、太い線が特徴的となります。プロンプトとしては「with a pop art-inspired style」が例となります。
実際に生成した画像が下記です。鮮やかで、テイストががらりと変わりますね。
クレヨン風のちびキャラ
クレヨン風とすると、子どもっぽさを出すことが可能です。具体的には「using a crayon-like texture and rough, playful lines」が挙げられます。
生成画像は下記で、シンプルで柔らかい感じのイラストとなります。
シンプルなラインのちびキャラ
シンプルなラインのちびキャラとすることで、そのままシンプルなイメージとなります。プロンプト例は「simple, clean lines and minimalistic design」になります。
生成画像は下記になります。装飾がなく、シンプルで、かなりさっぱりした印象のキャラクターとなっています。
このようにちびキャラであってもスタイルを変えるだけで印象を大きく変えることが可能です。他のスタイルの例などは下記記事でも紹介していますので、よろしければご覧ください。
シーンごとのプロンプト例
ここでは、ちびキャラと相性の良さそうなシーンをまとめてみました。各シーンのプロンプトや生成事例について紹介していきます。
サンタ姿のちびキャラ
クリスマスのシーンで使えるサンタ風のちびキャラです。具体的なプロンプト例は「dressed in a cute Christmas outfit with a Santa hat」としています。
生成画像では、プロンプト通りにサンタ帽をしていて、かわいらしい感じになっていますね。
雨の日のちびキャラ
雨の日のちびキャラは、カラフルな傘を持たせることで、可愛らしく表現できます。プロンプト例として「holding a colorful umbrella on a rainy day」を用いています。
実際に生成した画像は下記の通りです。
スイーツを楽しむちびキャラ
スイーツを楽しんでいるシーンはかわいらしさを強調できるため、ちびキャラと相性が良いです。プロンプトとしては「enjoying a variety of sweets and treats」が例となります。
生成画像は下記の通りで、ケーキやドーナツなどのスイーツに囲まれることで、よりファンシーさのあるイラストとなっています。
未来的なちびキャラ
未来的なちびキャラは、メタリックなアクセントや光る要素を取り入れることで、クールな感じも兼ねそろえたような印象に出来ます。プロンプトとしては「featuring sleek, metallic accents and glowing elements」が例となります。
生成画像は下記の通りで、スタイリッシュさがありながらも、かわいらしさが残る感じになっているんじゃないかなと思います。
ファンタジー風のちびキャラ
ファンタジー風も、ちびキャラの雰囲気とは合いやすいです。例えばエルフ風の装いとするならば、プロンプトとして「dressed as a magical elf」が使えます。背景に魔法陣などを入れるのも良いかと思います。
実際に生成した画像は下記の通りです。
このようにシーンとの組み合わせによって、よりちびキャラのかわいらしさを生かしたAIイラストを作ることが可能です。
更に応用的な事例
このようなスタイルだったり、シーンに加えて、ポーズや服装、表情、背景などを色々と組み合わせることで、より高いクォリティのイラストとすることもできます。この辺は試行錯誤していくと面白いかなと思います。
背景、表情、ポーズのプロンプトについては、下記記事で詳しく解説していますので、よろしければこちらもどうぞ。
ちびキャラのAIイラストのまとめ
本記事では、ちびキャラのAIイラストに関する基本的なプロンプトや、スタイルやシーンとの組み合わせによる応用的な事例について解説してきました。見た目がかわいくて癒されるものが多いですし、アイコンやスタンプなんかには使いやすくて活用もしやすいかなと思います。
AIイラストのプロンプト全般については下記記事でまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。
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