AIイラストを生成するときに、「どんなプロンプトを使えば良いのか?」って悩むこと、ありませんか?この記事では、AIイラストを作る際に役立つ おすすめのプロンプト10選 を、具体的なプロンプトと生成画像付きで紹介していきます!使いやすそうな観点でまとめましたので、参考にして頂ければと思います!
本記事では、ChatGPT(DALL E3)を用いた画像生成を行っています。使い方などについては下記記事にて紹介しています。
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AIイラスト制作におけるプロンプトの重要性
AIイラスト制作のプロンプトは、イラストの雰囲気や仕上がりに大きな影響を与えます。プロンプトを適切に選択することによって、画像の中で表現したい感情や世界観をより豊かに描くことが可能となります。
以下、おすすめのプロンプト例とその使い方を具体的に紹介していきますので、参考になれば幸いです。
1. くすんだパステルカラー (Muted Pastel Colors)
優しいトーンのパステルカラーで、温かさや落ち着いた雰囲気のイラストを作りたいときにピッタリです。
- 日本語プロンプト: くすんだパステルカラー
- 英語プロンプト: muted pastel colors (合わせてsoft lightingやstylish colorを使うのもおすすめ)
使い方の例
「くすんだパステルカラー」を指定して画像を生成すると、背景やキャラクターの雰囲気が一気に優しくなります。特に一枚絵やファンタジーな描写において有効です。全体的に安心感が出ていて、どこか懐かしい印象を持たせることができますし、キャラクターの服装や背景にも取り入れることで、やわらかい表現が可能になります。
実際にこのプロンプトを用いて生成した事例が下記になります。
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パステルカラーをはじめとする画風関連のプロンプトについては、下記記事にて紹介しています。
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2. アオリ構図 (Low Angle View)
迫力を出したいときに欠かせない構図です。下から見上げる構図にすることで、キャラクターや建築物をドラマチックに見せられます。
- 日本語プロンプト: アオリ構図
- 英語プロンプト: low angle view(dynamic composition, background with expansive skyなどを併用すると尚良いです)
使い方の例
アオリ構図を活用することで、対象のキャラが堂々と見える構図となってきます。そのため、力強さや感動的な雰囲気を加えたいときにおすすめです!さらにバックの建物や背景を強調することで、視覚的な迫力が生まれ、見る人に強いインパクトを与えることもできます。アクションシーンなんかで、キャラクターを際立たせたいときにも使えますね。
実際に、このプロンプトを使用して生成した画像が下記になります。
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アオリ構図や各種アングルに関しては、下記記事にて紹介しています。
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3. ドリームライク (Dreamlike)
夢の中のような幻想的な雰囲気を演出したいなら、このプロンプトがおすすめです。
- 日本語プロンプト: ドリームライク
- 英語プロンプト: dreamlike(hazy light, ethereal atmosphereなどを併用するのもおすすめです)
使い方の例
「ドリームライク」を風景イラストや空想的なシーンに使用すると、一気に幻想的な場面になります。特に、柔らかい色彩と組み合わせるのが良いでしょう。現実から少し離れた非日常的な感覚が全体的に出てくるので、キャラクターに優しさだったり、神秘性だったりを出したいときにも活用できます。
実際の生成画像は下記の通りです。
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4. 水彩画風 (Watercolor)
水彩画のような手描き風の仕上がりを目指すならこれ。
- 日本語プロンプト: 水彩画風
- 英語プロンプト: watercolor(hand-drawn styleなどを加えると、手書き感が増します)
使い方の例
「水彩画風」のプロンプトをキャラクターや風景に追加すると、柔らかいタッチに仕上がります。水彩のにじみ感や透明感によって、温かさや懐かしさ感じさせるような画像とすることができます。背景や自然を描くときに特に効果的で、全体的に優しい印象となります。
実際にプロンプトを用いて生成した画像例は下記。
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5. モノクロ (Monochrome)
シンプルながらも洗練されたイラストを生成したいときに便利。
- 日本語プロンプト: モノクロ
- 英語プロンプト: monochrome(high contrastを更に加えると、より白黒感が強調されます)
使い方の例
「モノクロ」のプロントは、アート作品風に仕上げたり、ストーリー性のあるシーンを際立たせるときに最適です。特に「アオリ構図」と組み合わせると雰囲気抜群です。モノクロは光と影の使い方が重要で、シンプルな中にも深い物語性を表現できます。映画のワンシーンのようなドラマチックな効果を出すのに効果的です。
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6. 高精細 (High Definition)
細部まで品質を高く仕上げたいときに入れたいプロンプト。
- 日本語プロンプト: 高精細
- 英語プロンプト: high definition(high quality, 4kなども同様におすすめ)
使い方の例
「高精細」のプロンプトを、キャラクターデザインなどに使用すると、全体的に細部まで品質が高くなり、レベルの高い仕上がりになります。細部にこだわることで、キャラクターの衣装や表情など、魅力的な要素をより際立たせることができます。
実際の生成事例は下記の通りです。
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7. 逆光 (Backlight)
逆光効果を用いると、ドラマチックな光の印象を与えることが可能です。
- 日本語プロンプト: 逆光
- 英語プロンプト: backlight(strong light sourceの併用もおすすめ)
使い方の例
「逆光」のプロンプトは、幻想的な雰囲気を作りたいときや、キャラクターの輪郭を際立たせたいときに有効です。逆光を使うことによって、キャラのシルエットが強調され、よりドラマチックな印象のイラストとなります。光と影のコントラストによる深みから、物語性も豊かになったりしますね。
実際の生成画像が下記となります。
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背景に関するエフェクト関係を下記記事で紹介していますので、よろしければこちらもどうぞ。
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8. 幻想的 (Fantastical)
幻想的で非現実的な世界を表現するためのプロンプトです。
- 日本語プロンプト: 幻想的
- 英語プロンプト: fantastical( light particlesを加えると、更に幻想性が増します)
使い方の例
ファンタジーの場面や、幻想的な雰囲気を高めた画像を作るときに使えます。浮遊感や光の効果を取り入れることで、更に物語性を強化することができます。
実際の生成画像は下記です。
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9. 大胆な印象派 (Bold Impressionist)
鮮やかな色彩と大胆な筆致で、力強く印象的なイラストを描きたいときに最適。
- 日本語プロンプト: 大胆な印象派
- 英語プロンプト: bold impressionist( strong brush strokesを加えると、より力強い筆致に)
使い方の例
「大胆な印象派」のプロンプトは、風景や日常的な場面において、より感情豊かに表現するのに効果があります。特にカラフルな背景や人物に使用すると、視覚的なインパクトが強まります。大胆な色使いと筆の動きが印象的で、感情に訴えるイラストに仕上がるかと思います。
実際の生成画像はこちらです。
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10. 鮮やかなトーン (Vivid Tone)
鮮やかでカラフルな色彩を出すためのプロンプト。
- 日本語プロンプト: 鮮やかなトーン
- 英語プロンプト: vivid tone(vibrant toneを併用すると、より強調可能です)
使い方の例
より色彩を豊かにして、全体的に鮮やかなイラストを得ることが可能です。キャラクターでも、背景でも使えて、より明るい印象の画像が得られます。
実際の生成事例は下記の通りです。
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まとめ:AIイラストの創作を広げよう
本記事では、おすすめのプロンプトについて紹介してきました。これらのプロンプトを組み合わせたり応用することによって、更にAIイラストの幅が一気に広がります。どれも簡単に取り入れられるキーワードばかりなので、使っていないものがありましたら、ぜひ試してみてください。
AIイラスト制作の楽しさは、こうしたプロンプトを通じて新たな表現の可能性を探ることにあります。自分だけの特別な表現を見つけていきましょう。
その他プロンプト関係のまとめを下記記事で行っていますので、こちらもぜひご覧ください。
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