今回は「ChatGPTで画像生成ができない理由と対処法」について解説していきます。ChatGPTを利用してプロンプトを入れても画像生成ができない、あるいはこれまでは生成できたのに、突然できなくなったというケースもありますよね。そうした場合の対策も併せて詳しくご紹介します!
ChatGPTでの画像生成方法全般については下記記事にて解説していますので、良かったらどうぞご覧ください。
ChatGPTで画像生成できないときのポイント
ChatGPT上で画像が生成できないときに見るべきポイントは下記の5つになります。
確認するべき主なポイント
- GPTのバージョンが異なる
- 各プランの制限枚数を超えている
- プロンプトに問題がある
- 生成されているが、画像表示されていない
- サーバーの負荷が高い
それでは、それぞれの項目について、以下にて詳しく説明していきますね。
1. GPTのバージョンが異なる
ChatGPTには複数のバージョンがあり、使用するバージョンによっては画像生成が可能かどうかが異なります。例えば、ChatGPT 4o miniやChatGTP o1-preview, o1-miniには画像生成機能がありません。画像生成AIであるDALL-E 3と連携して画像生成が可能なのは、ChatGPT 4、ChatGPT 4oのみとなります(2024年9月現在)。
もし異なるモデルが選択されていた場合には、下記画像の赤枠内のように「GPT-4o」を選択し直してください。
2. 各プランの制限枚数を超えている
2024年9月の時点では、無料版のChatGPTでは1日2枚までしか生成できないという制限が掛かっています。そのため、それ以上画像を作成しようとしてもエラーメッセージが出てきます。
有料版のプラン(ChatGPT PlusやEnterpriseプラン)とすることによってより多くの画像生成が可能ですが、こちらも一定以上の生成枚数を超えたり、生成速度が速すぎる場合には、エラーメッセージが出てきて一定時間の間、画像生成できなくなります。
3. プロンプトに問題がある
ChatGPTで出力可能な画像には制約が掛かっていて、他の画像生成AIと比較するとやや厳しめです。特に、バイオレンスな表現、アダルトな表現、著名人に類似した画像、著名な漫画や画像に類似した画像(いわゆるNSFW)などは、作成時にエラーが出てきます(具体的には下記のようなメッセージ)。これは仮にプロンプトとして意図していなくとも、出力する画像側でも判定されているようです。
センシティブ判定については下記記事で検証していますので、こちらも参考にしてください。
4. 生成されているが、画像表示されていない
エラーメッセージは出てこないし、画像は生成されているようだが、画像が表示されないということがあります。具体的には、下記のような画面になる場合ですね。
5. サーバーの負荷が高い
一般的に画像生成は計算リソースを多く消費します。ChatGPTに多くのユーザーが同時にアクセスしている場合、サーバー負荷が原因で画像生成が遅れたり、できなくなったりすることがあります。
ChatGPTの障害情報については、下記記事にまとめていますので、こちらもご覧ください。
まとめ
本記事では、ChatGPTで画像生成ができない場合について、5つの観点から解説してきました。画像生成できない原因としては、バージョンや、プランでの制限枚数、プロンプトの問題など複数の要因が考えられますので、内容に応じた改善策を取ることが重要です。
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