今回は、AIイラストの中でも「ニーハイ」(ニーソックス)に関して、生成時のコツやプロンプトの作り方について紹介していきます。「ニーハイ(ニーソ)」は足元にフォーカスを当てたいときにぴったりのアイテムなので、足元にこだわりたい場合にはおすすめです。
本記事では画像生成AIとして、ChatGPT(DALL E3)及び、にじジャーニーを用いて、実際に画像を作成しています。それぞれ、下記に記事へのリンクがありますので、良かったらどうぞご覧ください。
「ニーハイ(ニーソ)」を表現するプロンプトの作り方
「ニーハイ(ニーソックス)」のプロンプトの基本と応用例について説明していきます。キャラクターの服装や背景、ポーズについても、より具体的に描写することがポイントとなります。
基本的なプロンプトと生成例
基本的には、プロンプトとして「knee-high socks」とすることで、ニーハイ(ニーソ)のキャラクターを得ることが可能です。
実際のプロンプトと生成例
以下、実際にプロンプト例及び、ChatGPTを用いて生成した画像例を紹介します。
プロンプト例:
A high school girl with long silver hair stands gracefully, wearing black knee-high socks. The hem of her short skirt, and the top of the socks fits snugly around her thighs. The background is a school courtyard in spring, with soft sunlight surrounding the character.
実際に生成した画像:
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今回用いたプロンプトでは、ニーソックスの「太ももにフィットしている感覚」を強調しています。ニーソックスの存在感を高めるために、ポーズや風の動き、光の描写などを入れていくと、リアリティが出てくるかと思います。
「ニーソックス」を生成するうえで注意すべき点
一方で、「ニーハイ(ニーソ)」の画像を生成する上での注意点が2つあります。
1点目としては、太もも近辺を強調した画像になりやすく、キャラクターの全身像として得られにくい傾向があります。具体的には下記のような画像になります。
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この要因としては、ディープラーニング時のデータセットにおいて、「knee-high socks」や「ニーハイ」と紐づけられる画像がこのような傾向が多かったのではないかと考えられます。回避策としては、顔の特徴(目や髪など)を強めると、上半身も一緒に生成されやすくなるかなと思います。
2点目としては、ChatGPTだとセンシティブ判定が厳しいため、生成エラーが出やすい点です。これは避けるのが難しいため、試行回数を増やすか、後述するように「にじジャーニー (midjourny)」など別の生成モデルを選択肢とするの良いでしょう。
ニーハイを引き立てる追加要素
次に、ニーソックスがより際立つように、表情やポーズに変化をつけてみましょう。キャラクターの足元を中心に描写しつつ、全体のバランスを取ることが大事です。
工夫のポイント:
- ポーズの工夫: 「片足を軽く曲げている」、「足を伸ばして座っている」
これらのポーズとすることによって、ニーハイの部分を強調可能です。 - ニーハイの素材感: 「柔らかい生地」
素材のディテールを入れることで、よりリアルで魅力的な描写が可能です。 - 背景とのコントラスト: 「春の柔らかな光の中」
風や光など、背景を工夫することも重要です。
以下、実際に生成したChatGPTにて生成したAIイラスト例を紹介します。
① 太ももに手を当てたポーズとした例
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② 足を伸ばして座ったポーズとした例
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このようにプロンプトに工夫点を入れることによって、単純な構図ではなく、「ニーソ」を強調しながら変化に富んだ画像を得ることができます。
にじジャーニーでのAIイラスト生成事例
最後に「にじジャーニー」での生成事例も紹介していきます。ChatGPTと比較すると、センシティブさが甘いので、生成はしやすい傾向にあります。
今回の事例に限った話ではありませんが、目的とする画像によって、モデルの選択も重要な部分になります。
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まとめ
本記事では、「ニーハイ(ニーソ)」に関するAIイラストのプロンプトについて解説してきました。
ニーソックスそのものだけでなく、ポーズや背景にちょっとした変化を加えるだけで、ニーハイの魅力がさらに引き立ち、イラストに奥行きが生まれますので、ぜひ試してみてください。
AIイラストのプロンプト全般については、下記記事にてまとめていますので、こちらもよろしければご覧ください。
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