ドヤ顔・見下ろすプロンプトの作り方:ChatGPTでAIイラスト生成

今回は「ドヤ顔」と「見下ろす」という2つの特徴的な表情に絞って、AIイラスト作成方法と実際のプロンプト例について解説していきます。どちらもキャラクターの優位性を誇示するような場面において使用できますので、ぜひ参考にしてみてください!

本記事では、ChatGPT (DALL E3)を用いて、画像生成をした事例となっています。ChatGPTでの画像生成のやり方などについては、下記記事にまとめています。

目次

「ドヤ顔」を表現するプロンプトの作り方

「ドヤ顔」は、自信に満ちた誇らしげな表情を描く際に使います。キャラクターが「どうだ!」と言わんばかりのポーズや、勝ち誇ったような表情となるように、プロンプトを工夫していくと良いです。

基本的な「どや顔」のプロンプト例と生成例

どや顔は「(wearing) a smug expression」にて、プロンプトとして表現することができます。具体的なプロンプト例と、実際の生成画像については下記の通りです。

プロンプト例:

A high school girl with long silver hair stands confidently with her arms crossed, wearing a smug expression. Her bright blue eyes gleam with self-assurance. The background is a rooftop at sunset with the wind blowing her hair dramatically.

実際の生成画像:

このプロンプトでは、「ドヤ顔」のプロンプト以外に、キャラクターの外見や背景に加え、表情とポーズについても工夫を入れています。特に、腕を組んだり、眉を上げたり、自信を持った表情といった細かい表現を加えていくと、より「ドヤ顔」感が強調出来ます

追加要素とプロンプト事例

他には追加用として、下記要素を入れていくのも良いかと思います。

  • 表情: 「片方の眉を少し上げ、口元には勝ち誇ったような笑みを浮かべている」
  • ポーズ: 「腰に片手を当てて、もう片方の手を軽く前方に差し出しながら、余裕のある姿勢で」
  • 背景や小道具: 「学校の屋上やカバンを肩にかけながらドヤ顔で立っている」など、背景や小道具を加えると、シーンにリアル感が出てきます。

下記は、上記要素を取り入れて生成した一例になります。 (プロンプトとして「a school bag slung casually over her shoulder」を入れています)

ちびキャラとの組み合わせ

「どや顔」はデフォルメと結構相性が良いので、ちびキャラと組み合わせるのも効果的です。実際に、ちびキャラとして、最初のプロンプトをベースに生成した画像が下記になります。

このように、キャラをデフォルメ化することによって、より「どや顔」らしい、強調されたイラストが得られていますね。

なお、AIイラストでのちびキャラのプロンプトについては、下記記事で紹介していますので、こちらも参考にどうぞ。

「見下ろす」シーンを描くプロンプトの作り方

「見下ろす」表情は、優位性や自信を表現する際に使うことができます。「どや顔」と類似した効果が狙えるかと思います。

プロンプトとしては、キャラクターが上から相手を見下ろすときの視線や姿勢を的確に盛り込むことで、自然なイラストが生成しやすくなります。

基本的な「見下ろす」シーンのプロンプト例と生成例

「見下ろす」は「looking down (at opponent)」にて、プロンプトとして表現することができます。具体的なプロンプト例と、実際の生成画像については下記の通りです。

プロンプト例:

A high school girl with long silver hair stands tall, looking down at her opponent with a calm and confident expression. Her blue eyes glint coldly, giving off an air of superiority. The background is a rooftop in the city, with her uniform subtly blowing in the wind.

実際の生成画像:

このプロンプトでは、キャラクターが上から見下ろしている視線と、その冷静さや自信を表現しています。相手に対する優越感や威圧感をしっかりと描写することで、「見下ろしている」視線の強さを際立たせられているかなと思います。

追加要素とプロンプト事例

こちらも同様に追加できる要素を下記の通り挙げていきます。

  • 表情: 「口元に微かな笑みを浮かべながら、軽く顎を上げて相手を見下ろしている」
  • ポーズ: 「片手を腰に当て、もう片方の手を軽く下ろしたまま、余裕のある姿勢で相手を見下ろしている」
  • 視線の強調: 「彼女の鋭い目が相手を見据え、冷たい光を放ちながらじっと見下ろしている」

このように、キャラクターの視線やポーズを明確に描写することで、「見下ろす」というシーンが生き生きとしたイラストになります。

下記は、少女が微笑みながら(with a faint smile)、更に画像の構図をローアングル(low angle)として、実際に作成した結果です。より「見下ろしている」感じが出てきていますね。

見下ろすシーンのように、下からのアングルかつスカートをはいたキャラクターだと、ChatGPTのようにセンシティブ判定が厳しい生成モデルでは、たまに生成が失敗します。
そういう際は、プロンプトを少し工夫するか、あるいは試行回数を増やす必要があります。

ちびキャラとの組み合わせ

「どや顔」同様にちびキャラでも試した事例も示します。こちらは、特にデフォルメによって強調されるわけではないですが、ちびキャラにおいても破綻なく「見下ろす」シーンが生成可能です。

「どや顔」と「見下ろす」シーンの組み合わせ

「どや顔」と「見下ろす」シーンは相性が良いので、組み合わせるのもおすすめです。実際に組み合わせて生成した事例が下記となっていて、勝ち誇った感じがより強く強調できるかなと思います。

なお、上記は更に画風にも手を入れています。画風に関しては下記記事にて詳しく解説していますので、興味がありましたらどうぞ。

まとめ:よりリアルで感情表現を豊かに

本記事では、「ドヤ顔」と「見下ろす」という表情に関する解説やプロンプト例を紹介してきました。ポイントとしては、キャラクターの細かな表情やポーズに気を配ることになります。

特に、それぞれの表情に合った背景や小道具を追加することで、よりリアルで感情豊かなイラストを作り出すことができます。今回の内容が、AIイラスト作成時に役に立つと幸いです。

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